「センセ、ここ、ここ、ここが痛いの!」
「はいはい、痛みを感じてるとこね。」
「痛みを感じてるとこって…。何言ってんの、痛いとこよ。」
「そうそう、ここは『痛みを感じている』ところね。原因はそこじゃなくって別のとこだからね。それを確定して、そこをやっつけなきゃ『痛み』は取れないからね。」
「何言ってんのセンセ。だからここが痛いって言ってるじゃない。」
「だから、『痛みを感じているところ』と『痛みを出しているところ』は別なの。だから、『痛みを感じてるところ』をいくらやったって痛みはなくならないんだってば。」
「ほら、ここここ。ここを押すと痛いでしょ。ここが原因。」
「イテテテ。そんなに押したら痛いわ。」
「いや、そうじゃなくって、ここは押されると痛く感じる状態になってるとこなんだってば。ちょっと強く押すよ。『いつも感じてる痛み』が出るんじゃなあい?」
「あっ、イテテテ。それそれ。その痛みさ。それがいつもの痛み。」
「ね。だから、『痛みを感じてるところ』と『痛みを出しているところ』が別だって分かったでしょ。じゃあ、『痛みを出している原因』を取っていくからね。」
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何が原因だか分からない身体の痛み。
『痛みを感じているところ』と『痛みを出しているところ』が、離れている場合が多々あります。
例えば、腰が痛むのに原因はお腹の筋肉にあったり、脚が痛いと思ったらお尻の筋肉に原因があったりします。
同じ動作の繰り返しや筋肉への負荷が原因で筋肉が微細な損傷を起こします。
すぐに修復できないような大きなトラブルになると代謝異常を起こして組織が変化し、代謝産物や疼痛物質が溜まり痛みを引き起こします。
変化した組織は放っておいても修復できないので、トラブルが広がり慢性化する場合もあります。
老廃物を除去し、変化した組織が修復を始められるようにします。そうして始めて修復が始まります。修復が完了するまでの時間を経て組織が元に戻ります。
今起きているトラブルの範囲、程度によっては、痛みがなくなる(修復が完了する)まで時間(日数)が必要になる場合があります。